おだいちゃんネットワーク とは

事業の背景

世界で最初に超高齢社会を迎えたわが国は、今後ますます高齢化率が高まることが予想されています。医療においては、脳卒中、糖尿病、慢性腎疾患等の慢性疾患が医療費の大半を占める一方で、介護対象者の増加による介護給付の増大も大きな社会問題となっています。そのため、医療と介護問題を含む福祉の問題は、切り離すことができない問題となってきています。

 特にその問題のターニングポイントとなるのが、2025年です。いわゆる団塊の世代が70年代半ばを超え、支援を必要とする高齢者がピークに達するため、社会そのものに対するストレスが最も高くなると考えられています。国はその対策として「地域包括ケアシステム」の構築を、①医療との連携強化、②介護サービスの充実強化、③予防の推進、④見守り、配食、買い物など多様な生活支援サービスの確保や権利擁護など、⑤高齢期になっても住み続けることのできるバリアフリーの高齢者住まいの整備、の5つの柱で打ち出しています。

東浦町の現状

東浦町は、愛知県の知多半島北東部に位置し、面積は31.14平方キロメートル、人口は50,045人(平成31年3月末現在)です。

 現在、東浦町は高齢化率25.3%(平成31年3月末現在)となっており、今後もさらに高齢化が進展し(平成32年推計 高齢化率25.4%)、ひとり暮らし高齢者や高齢者のみの世帯、介護を必要とする高齢者や認知症を抱える世帯の増加が予想されます。

本町では、このような現状を踏まえ、第6次東浦町総合計画において、まちづくりの将来像として「笑顔と緑あふれるいきいき都市」と定め、人々の絆によってはぐくまれる地域の力で、共生・協働のまちづくりを住民のみなさんとともにすすめています。