-
ひなまつりのお祝い
日一日と暖かくなってきたねと声を掛け合うことが多くなってきました。
3月といえば桃の節句。最近は2月くらいから、観光地で古いお雛様から陶器のお雛様まで様々な雛飾りをあちこちで見かけることが増え、ひな祭りを長く楽しめるようになったと感じます。
今回は愛知に越してきて知った郷土菓子、お雛様に飾る「おしもん」またの名を「おこしもん」とよばれるお菓子を紹介します。この時期スーパーで見かけることもありますね。
作り方は簡単。米粉を熱湯で練り、赤、黄、緑の色粉を点々とまぶし、木型に押し入れ取り出し、蒸し器で蒸し上げたら出来上がり。色がじわっと広がり素朴でありながらも、とてもかわいらしいお菓子です。木型はお花であったり、鯛であったり、桃であったりとお目出たいものが使われます。
味はというと・・・。もち米を蒸したものですからお米の味そのまま。ちょっと物足りない人は、お砂糖をつけたり、しょうゆをつけたり、あんこを入れたり味の変化を楽しみます。できたては特においしいのですが、飾り終わって固くなっても大丈夫。焼いてもおいしいお菓子です。
伝統文化の継承の一環として地元の幼稚園では、保護者と子どもたちで作り、毎年好評とのこと。
意外に簡単な「おしもん」、よかったらご自宅でもお試しください。
澤田なぎさ(精神保健福祉士)
-
小牧山
みなさん小牧山をご存じでしょうか。
東名・名神高速道路の小牧インター付近を走行していると見えてくる頂上に城が建っている、標高86メートルの小さな山です。頂上まで20分程度で登ることができます。小牧山は織田信長が築城した後、徳川家康も豊臣秀吉との戦の際に布陣をおいた場所です。昔は遊歩道が砂利道で、歴史を学ぶには小牧城まで行かないといけませんでした。しかし、現在は遊歩道が整備され、また歴史を学ぶ施設も山の麓にでき、車椅子の方も利用しやすくなり、小牧市のシンボルとして多くの方の憩いの場となっています。春にはさくらまつりが開催され、夜間はライトアップも行われます。
ぜひ、春の風を感じに足を運んでみませんか。
中尾龍哉(理学療法士)
-
胃ろう・栄養グループ外来を始めたころのはなし
去る2月2日、私たちの胃ろう・栄養グループ外来を開催しました。たくさんのお申し込みを頂戴し、一部の方はお断りさせていただき申し訳ありませんでした。このグループ外来は、2019年から年に2回程度開催しているもので、主に胃ろうや経管栄養が必要となった方のお食事やペースト食の注入が少しでも楽に、楽しくできないかと各回テーマを設けて開催しています。
さて、そういう訳で今回のこのコーナーはいつものやっつけ仕事の私のご飯作りネタではなく、このグループ外来を始めたきっかけや考えをお伝えしたいと思います。
もともと食欲旺盛で食べることが好きな私が、当院の患者さんの栄養に関わるようになり、少しだけお口から食べる方も、全部をお腹から注入している方もやっぱりおいしく楽しい食事で元気が出ることも大いにあるはずと思っていました。
しかし、実際に行うにはいろんなハードルがあり、なかなか難しいという事も分かってきました。そのころには、胃ろうや栄養のことについての相談の場である、栄養士さんとの外来(現在も毎月第3木曜に実施しております)を行っておりましたが、なかなか言葉で伝えても伝わらない!! キッチンの様子もわからない!! と思っていました。それもそのはず、皆さんもお料理にしても家事をラクにするコツも、もとは親から教えてもらったり、日々の実践や動画とか(私は迷ったときはク○シル派です)ではないでしょうか。
ちょうどそのころ私にご自宅でのペースト食の様子を見せてくださるお母さん方がいらっしゃり、教えてもらっていたところでしたが、そのお母さんの様子がいろいろご苦労もあると思われるのにとても楽しそうで、やっぱり食事は元気になれるし、育児の楽しみの一つでもあるなと感じました。ただ、皆さん家事育児、介護仕事と本当にマルチタスクの中で頑張っていらっしゃる様子を見て、「がんばりすぎは良くない」「できるだけ手を抜く方法を知りたいしお伝えしたい」と思い栄養士さんとタッグを組んで、患者さんと一緒に勉強して、調理実習や試食をするスタイルになりました。その後、新型コロナ感染症蔓延防止などでいったん中止になったり、オンライン開催になったりしましたが、昨年度から再び集まって試食して情報交換ができています。
小児外科医である私は、いつもお母さんお父さんや栄養士さんに色々教えていただいていて、私自身がこの会を一番楽しんでいるかもしれないと思っているくらいです。また来年度も開催します!ご興味のある方はぜひご参加くださいね。
(写真は先日の様子と試食のペースト恵方巻・豆乳プリンです。お写真の利用に関しては許可を頂いていますが一部加工しています)
毛利純子(小児外科医師)
-
裁判の傍聴
平日に休みが取れて時間があると裁判の傍聴に行くことがあります。戦前は幸徳事件のように非公開の裁判(数日後に死刑執行)もありましたが、現在は原則として公開されており、裁判所へ行けば平日はいつでも傍聴することができます。
主に刑事事件を傍聴しますが、殺人、道路交通法違反、給付金詐欺など案件は様々です。前科があると、数千円の物の窃盗でも法廷で裁かれることがあります。
傍聴に当たり特別な手続きは必要ありません。裁判所に着くと、1階入口で荷物検査を受けます。無人カウンターにあるファイルで、法廷名、時間、事件(罪名)、被告人などを確認し、傍聴する裁判を選んで法廷へ向かいます。初公判だと事件の概要がよくわかります。多数の傍聴人が予想される場合は、予めホームページで傍聴券の抽選が告知されます。名古屋ではあまりないようですが、かつて、法曹志望の友人に誘われ東京地方裁判所でオウム真理教関係の抽選に並んだときは、30席余りのところ1,000人を超える人が並んでいました。
法廷へは裁判開始の約10分前に入ります。それまでは、法廷入口付近にたむろして待ちます。検察官、弁護人、保釈中であれば被告人も同じ入口から入ります。すぐ横にいた人が被告人席に座るのに最初は驚きました。勾留されている場合は、別の入口から腰縄、手錠の状態で2人の刑務官に囲まれて入廷します。
殺人罪や覚醒剤取締法違反など重大な犯罪のときは裁判員裁判が行われます。法廷内の大型モニターに証拠等が映し出され、犯行の状況がわかりやすく、初めて傍聴する人におすすめです(日程はホームページに告知されます。)。
判決は、主文(懲役何年など)と理由を裁判長が言い渡します。極刑だと主文を後に言うようですが、自分は傍聴したことがありません。一般的に判決までは相当の日数かかり、平日に働いていると、裁判全体を最後まで見届けるのは困難と考えられます。
裁判の傍聴は、最初は行きにくかったですが、実際に行ってみるとなかなか勉強になります。今後も続けていきたいと思います。
※ 上記は名古屋地方裁判所の例です。
市瀬 真(事務)
-
初詣
新年になり、早くも1週間が経ちました。
辰年だけに時が"タツ"のも早いですね(笑)
みなさま初詣には行かれましたか?
私は、近所の神社に家族で歩いていくのが毎年の恒例行事になっています。
毎年のことだから・・・と習慣を大切にでかける初詣。
深い意味を持たず、なんとなく手をあわせて、なんとなくお願いして・・・という方が多いのでは?と思います。
『初詣の本来の意味は、昨年を無事に過ごせた感謝と新年の幸せを願うこと。』
コロナ禍を過ごした私たちにとって、新しい年を迎えられたことも大切な人と過ごせることも当たり前のことではありません。
きちんと意味を理解した上で、初詣をすればより感慨深く、より有意義なお参りができそうです。
2024年もみなさまにとって明るく希望に溢れる1年になりますように・・・。
本年もどうぞよろしくお願いします。
廣瀬香代子(外来看護師)
-
きもちのこえ
大越桂(おおごえかつら)さんは宮城県にお住まいの詩人です。東日本大震災の7か月後に就任した野田佳彦総理大臣が、所信表明演説の結びで桂さんの詩をを引用して話題となりました。その詩は後に合唱曲となって被災地で歌われ、多くの人々を励ましたそうです。今回は桂さんが19歳のときに書かれた「きもちのこえ」(毎日新聞社)という本を紹介します。
桂さんは1989年に体重819gの超低出生体重児として生まれました。一卵性双胎の姉は出産とともに亡くなりました。脳性麻痺による重度の肢体不自由、未熟児網膜症による弱視、摂食嚥下障害、周期性嘔吐症に苦しみ、重症肺炎で生死の境をさまよいます。
ついに中学入学後に気管切開を受けて、呼吸は劇的に楽になったものの、声を失った桂さんは苦悩します。「いのちが助かったとしても、物のようだった私が、もっと意味のない存在になるのではないか」「もう手足もなくなり、声もなくなり、ただそこにある石になるのだ」と。
それでも必死で動いて伝えようとする桂さんを見て、周囲の人はなんとか読み取ろうと努力してくれました。そして訪問教育を受けるようになり、教師の力を借りて、一年間の苦闘の末にひらがなの書字を習得します。桂さんはそのときの喜びをこう書いています。
これで、通じる人になれる。
これで石でなくなる。
これで物でなくなる。
これで本当に人間になれる。
高校生活も訪問教育でしたが、教師に恵まれ、世界を知り、修学旅行の成功で自信を深めます。一方で職業に就くことが難しく、既存の障害者の進路にことごとく外れてしまう自分の存在に悩みます。そして「自分の道を自分で作る」ために歩み始めます。24時間全介助の生活ながら、ブログを開設し、本を出版し、詩や短歌やエッセイを発信し続けています。
体の自由がきかず、言葉を発することのできない方々の「声」を、私達は感じ取ることができているでしょうか。「きもちのこえ」は残念ながら絶版となっていますが、機会がありましたら一度読んでみてください。
丸山幸一(小児神経科医師)
-
譲渡された医療機器のセカンドライフ
この度、他の県立病院で使用しなくなった医療機器を譲って頂けることになりました。不足しがちなエアマットをはじめ、人工呼吸器、患者監視モニター、超音波診断装置などの高額機器も多数あります。購入4年目のものが多いですが、まだまだ引退はさせません。当院の仕様と異なる部分もありますが、県の貴重な財産ですので最大限有効活用してまいります。
ところで、すべての備品には、「備品標示票」が貼付され、年に2回、所在確認を行い県の財産として管理します。「備品標示票」には(18桁の)番号があり、私たちでいうマイナンバーのようなもので、備品台帳と照らし合わせ一台一台確認します。机やプリンターのように固定されたものはよいのですが、医療機器は日々、貸し出し・返却を繰り返し、院内いたるところに移動するので所在確認は大変です。昔は遅くまで残って何日もかかっていましたが、ME管理システムが導入され労力が軽減しました。
現在、「備品標示票」の貼り換え作業とME管理システムの追加登録に追われています。早く使用できるようにしなければ。
坂口滋崇(臨床工学科技士)
-
冬の訪れ
秋は四季の中で自分が一番好きな季節ですが、今年はあっという間に通り過ぎて、気が付けばもう師走!
この寒い時期、思い出すのは実家にいた頃に母が作ってくれた味噌煮込みうどんです。具は鶏肉、ネギ、かまぼこ、卵のいたってシンプルなものですが、1人用の土鍋でぐつぐつしているのを出してくれるので、寒い外から帰ってきて夕ご飯がこれだと、思わず「やった!」と声がでることも(愛知県に生まれてよかった~と思う瞬間)。
今は岐阜県で暮らしていますが、寒くなるとあちこちの軒先にたくさんの干し柿がつるされて、そんな光景に冬の訪れを感じます。
今年の夏はぐったりするほどの酷暑でしたが、この冬は程よいくらいの寒さだといいですね。
兵頭 香(事務)
-
スポーツフェスティバル
こんにちは。
秋晴れの気持ちいい季節になりました。みなさん、いかがお過ごしですか。
先日、中学校3年生になる次男の学校のスポーツフェスティバル(体育祭)がありました。息子の学年は、小学校6年生の時にコロナで一斉休校となり、6年生最後の運動会やいろいろな行事が中止になった学年です。
コロナ自粛以降、昨今は、授業時間の確保、先生の働き方改革など色々な理由で、行事は縮小傾向になっています。そんな中で、「3年生が盛り上げていく!」と言っていました。普段は、あまり家ではおしゃべりしない反抗期の息子なのですが!
実際、見にいくと、縦割りでチームが組まれており、大縄や棒引き、応援など大いに盛り上がっていました。本当にみんな一生懸命でそれぞれに泣いたり笑ったり輝いていました。やっぱり開催できて本当に良かったねと心から思いました。初めて、この行事をしっかり見学したのですが、親もいつもと違った1日で、子どもたちのひたむきな姿に力をもらいました。
みなさん、日々の暮らし、時々の非日常、楽しんでいますか?
稲葉美枝(小児内科・遺伝診療科)
-
子どもとの遊び方(スペシャルタイムの紹介)
「子育てって教科書に載っていないことばかりだな...」と思うことはありませんか。私はあります。例えば、『子どもとどうやって遊んだらいいか』とか...。
そこで、今日は皆さんに『スペシャルタイム』をご紹介したいと思います。元々は育てにくさがあるお子さんへの関わり方として開発されたものですが、子どもに関わる立場の方全般に役立つスキルが含まれています。
スペシャルタイムとは
①1日5分子どもと遊ぶ
②その時間、大人は命令・質問・批判をしない
③大人は子どもの遊びの真似や実況中継、子どもの台詞を繰り返すことで関心を示す
④大人も一緒に楽しみながら子どもをほめる
1日5分を設けることが難しいという場合は、まずは1回と思ってやってみたり、今既にある子どもとの時間を②~④のスキルで関わってみるというのでもよいと思います。お子さんごとの世界観が表れて興味深いですし、子どもとの話し合いが必要になったときのための関係性の土台作りにもなります。もっと詳しく知りたい方は『1日5分で親子関係が変わる!育児が楽になる!PCITから学ぶ子育て』という書籍をご覧ください。イラスト入りで、詳しくコツが載っていますよ。
谷麻衣子(心理師)
-
18トリソミーの子どもたちの写真展
8月20日、東海市の重心施設「にじいろのいえ」で開催された「18トリソミーの子どもたちの写真展~出会えた奇跡をありがとう~」に、友人と一緒に出掛けました。
全国の18トリソミーの子どもたちの写真がたくさん飾られており、写真の横に家族からのメッセージも綴られていました。どの写真も笑顔で、家族とともに写真におさまっているものもあり、家族との絆の強さを感じました。メッセージにも、様々な思いが溢れており、思わず涙ぐんでしまいました。その中でも「私たちを選んで生まれてきてくれてありがとう」という言葉が印象的で、改めて「命は尊いもの」だということを実感させられるよい機会となりました。
鶴見由美(看護師)
-
BLS研修
愛知県医療療育総合センター中央病院では、9月17日にBLS研修を行いました。BLSとは、Basic Life Supportの略称で、心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置のことです。名古屋掖済会トレーニングサイトのインストラクターを迎え、病院職員18名が頭と身体をフル回転させ、技術とともにチームワークの大切さを学びました。とても良い汗をかきました。
BLSは、専門的な器具や薬品などを使う必要がなく、正しい知識と適切な処置の仕方さえ知っていれば、いつでも誰でも人命を救うこと、行うことができます!病院職員向けのほか、どなたでも受けられるBLS研修が消防署や日本赤十字社などで開催されています。もしもの時、大切な人を救うために・・・みなさんもBLS研修に参加してみてはいかがでしょうか。
-
医療的ケア児支援センターってなあに?
このはネットを利用されている皆様なら、「医療的ケア児支援センター」はよく聞く言葉になっていると思います。医療的ケア児とその家族が生活していくには、医療・看護・保健・保育・福祉・教育・就労・行政と多くの関係者の支援が必要ですが、基本的には市町の医療的ケア児等コーディネーター等が支援体制を構築します。ただ、市町の規模も人材も経験も様々で、初めて医療的ケア児が退院してくるとなれば、困ってくることが必ずでてきます。
そういう時に圏域の医療的ケア児等アドバイザーと医療的ケア児支援センターの出番がやってきます。ぜひご本人、家族、関係者の皆様、一度、あいち医療的ケア児支援センターのHP https://aichi-iryocareji.jp/ を覗いてください。そして、困ったときにぜひ頼ってくださいね。
三浦清邦(中央病院副院長・あいち医療的ケア児支援センター長)
-
たべもののおもひで
私の出身地は兵庫県で19歳の頃に名古屋にあるリハビリの学校に入学して以来、愛知県に住んでいます。その歳まで関西弁で生きてきたので、愛知に来た30年ほど前は言葉が通じないのとすばらしき関西の文化、"ボケとツッコミ"が通用せず、ボケても誰もツッコんでいただけないため、外国に来たような気持ちで過ごしていました。また、初めての一人暮らしだったので掃除、洗濯、食事など身の回りのことや生活費の管理などがたいへんだったなぁ、と。
当時は家賃と光熱費、コミコミで月13,600円!お風呂とトイレは共同で居住空間は4畳半という省スペ-スのところで生活していました。リハの学校は、アルバイトが禁止されていたので、生活費はかなり切り詰めていました。学校では園芸部に入部し、校舎エリア内の庭で栽培したさつまいもやその蔓を食べたり、自然に生えていたつくしを摘んでは食料にしていました・・今となっては懐かしい食生活の想い出です。
当時の食生活で思いだすのが・・・関西時代の主食はお好み焼きとうどんだったのですが、こちらの味に最初は馴染めず、苦労しました。実家から仕送りが届いた週の土日に地下鉄に乗って栄の地下街にあった関西のダシ汁で作られたキツネうどん540円を食べに行くことが辛いリハ学校時代の楽しみでした。その味の中にある故郷の生活や匂いが味覚を通して蘇り、明日への活力になっていました・・・
時が過ぎ、私の舌も今ではすっかり愛知県です!みなさまにもそんな食にまつわるお話はそれぞれ持っておられるのではないでしょうか。今年の夏は本当に暑いですが、これが過ぎれば食欲の秋!です。おいしいものたくさん!食べてがんばりましょう!
小松則登(作業療法士)
-
好きな場所
本屋に行くのが好きです。
大前提に本を読むのが好きということはあるのですが、買うという用事がなくても時間があれば寄ってしまいます。なにかで時間をつぶす必要が出た時も、真っ先に本屋を探します。旅先で本屋があると、それがおなじみのチェーン店であってもふらふらっと入ってしまいます。
本屋に入ると文庫と漫画のコーナーは必ず見るのですが、ほかのコーナーは過ごせる時間によって、または目についた様子で、気の向くままにうろうろします。昔は立ち読みもよくしていましたが(ごめんなさい!) 最近はそこまでの集中力がないので(いやそういう問題じゃ・・・)背表紙を眺めて手に取ってちょっと見て・・・が多いです。近頃の本屋は買わなくても座って読めるように椅子などが用意されているところもありますが、私は回遊していることが多いです。時間をかけて本屋の隅々まで回ることができるととても満足。その途中、知らない作家やなじみのない分野で面白そうな本との出会いがあると、さらにうれしい。
最近の本屋は生き残りをかけて?特徴を出したり、雑貨を置いたり、ほかの企業とコラボをしていたりするので、それについてはなんとなく一抹の寂しさはあるんですが、楽しくもあるので、ますます好きな場所になっています。
鬼頭由美(相談員)
-
医療療育総合センター訪問の楽しみ方
愛知県医療療育総合センターは森の中にあります。これは旧愛知県障害者コロニーと言われた頃からの名残です。自然環境豊かなこの地で施設型障害児・者支援を行うことを目指したものです。しかし、それから障害児・者に対する支援の考え方も変わりました。今は在宅支援が主な業務となりつつあります。そしてそのtoolとして「このはネット」があるのです。
でも、自然環境の豊かさに変わりはありません。この初夏の頃は子連れの猪の活動が活発になります。職員が襲われるという事態も過去にはありました。今年も猟友会の方々が仕掛けた罠に猪の子供がかかりました。少し気の毒な気もしますが、増えすぎても困るのでお願いしているようです。
当センターの隠れた自慢はその自然環境です。是非ともお立ち寄りの際はその自然をお楽しみください。季節折々の花ももちろん楽しめます。
石黒直樹(総長)
-
胃ろう・栄養グループ外来七夕まつりを開催しました!
今年度1回目のグループ外来を7月7日に実施しました。
今回は、胃ろうから注入するお食事や飲み物を半固形化することについてのお話し、とろみ剤やゲル化剤などの紹介・実験を行いました。また、後半は七夕まつり交流会として、七夕メニューの試食・ハンドベルの演奏・顔ハメパネルなどなど楽しみながら、参加者の皆さんからも洗浄の工夫など日ごろの生活に役立つアイデアを共有していただきました。
普段は、「おいしく、楽しく、"簡単"に」を合言葉にしている当外来ですが、七夕メニューは"張り切って"、見た目重視で「七夕そうめん」と「すいかジュレ」を作りました。当日のお話の内容や、七夕メニューの作り方動画はYouTubeに掲載する予定です。
次回は、2月2日(節分の前日)に予定しています。
(節分メニュー?福豆?イワシ?恵方巻?? 今回は織姫彦星が来たけど次回は鬼がくるのかな?)
グループ外来で取り上げてほしいテーマやアイデアがありましたら、ここのーと等でお知らせください!
橋本航典(管理栄養士)
-
あの日見た空の色の名前
たいてい茜(あかね)色と決まっているようです。
この空のことを表情を輝かせて「きれいだった」と言った、その感性が大切にされることを
願って投稿しました。
覚えているかなあ?
岩佐 泰靖(子どものこころ科医師)
-
アニメ
皆さん、アニメに興味はありますか?「そんな子供が見るもの」と言われる方もいると思います。でも、今は大人がアニメに夢中にあることが多い気がします。アニメのフェアー等みても、グッズの金額からターゲットは大人かなと感じることが多いです。
私はアニメが大好きで、この夏、「冨樫義博展」と「BLEACH巡回展」に行く予定です。どちらもグッズとコラボカフェで散財してくる予感しかしません。他に2月に亡くなった松本零士先生の作品が大好きでシリアルナンバー入りのグッズを購入しています。
アニメ好きな方、ぜひ私とお話しましょう。
音石純江(看護師)
-
保護猫アチャ君との決意 パートⅡ ~アチャ君のつぶやき~
昨年の9月に、保護猫だったボク(体重7.8kg)と一緒にダイエットをすると決意を固めたのは母ちゃん(体重は教えてくれない)だった。ボクのご飯は動物病院で買う高いやつに変更したらしい。(トンテキがサーロインステーキに代わるくらい高いやつって母ちゃんがこぼしてた。)そればかりか、母ちゃんはご飯をきちんと量ってボクにくれるようになった。・・・少ない。・・・少ない。減ったじゃないか~!!
母ちゃんは獣医さんに言われたらしい。「アチャ君の体重が7kgになったからといって、食事を7kgの猫ちゃんの量であげてはいけません。アチャ君の体格なら5~6kgの体重が理想です。理想体重の食事量をあげてください。だから、アチャ君は大きくなったんですよ!」
そうなんです。母ちゃんが間違ってたくさんご飯をくれたから、ボクがダイエットをすることになったんです。一緒にダイエットするはずだった母ちゃんは、毎晩晩酌しているのをボクは見てるし、この頃体重計にも乗っていない!!ずるい母ちゃん!!
でも毎日我慢してるかいあって、ボクの体重は6.8キログラムになった。母ちゃんのおかげだ。でも次は母ちゃんの番だぞ!!
右高みゆき(外来看護師)
-
子どものこころ科外来予約について
子どものこころ科で初診の予約を取りたいけれど、なかなか電話がつながらない、予約が取れない、などというお叱りの言葉を頂くことがあります。
子どものこころ科では受診をご希望される患者様が多く、かつては一度にたくさんの予約を受けてしまい、「半年待ち」「一年待ち」が当たり前の状況もありました。しかしそれでは、せっかく受診ができても必要な支援のタイミングを逃してしまいました。
そこで現在では、一定期間にお受けできる予約の数を決めて、それ以上の予約を取らないことにしています。おかげで、長期の待機は発生せず、適切なタイミングでの診療ができるようになりました。
しかしその一方で、患者様が予約を取るために何度も電話をしなくてはいけない、という問題が発生しています。どうしても診療できる患者様の人数は限られてしまうので、全てを解決する対策は難しいと感じています。とはいえ、必要としている方に必要な支援をできるだけ快適な形で提供できるように、これからも工夫を重ねて行きたいと考えています。
なにとぞご理解のほど、よろしくお願い致します。
小野真樹(子どものこころ科医師)
-
お弁当作り
お気に入りのテレビ番組で「サラメシ」があります。
数年前から録画してまで見続けていますが、見始めたきっかけは、息子のお弁当作りです。この春で私のお弁当作りも卒業となりましたが、番組は続いていて、まだまだ続けて見続けていこうと思います。
番組では、サラリーマンのお弁当、お昼ご飯がテーマですが、本当に美味しそうなお弁当や、豪華なランチ、こころのこもったお弁当がたくさんでてきます。
私はお弁当のメニューのヒントに、と思っていましたが、なかなか。
お弁当作りのヒントになるどころか、お弁当にまつわるエピソードに毎回、感動しています。また、ある会社では社食がとても素敵だったり、社長が手作りしていたり。と羨ましい限りです。こちらの当病院の食堂がなくなってはや数年ですが、未だ何も音沙汰なしで、寂しい気がします。キッチンカーでも来てくれたらたのしいのに・・・・。
私のお弁当作りも卒業となってしまったので、今度は自分のお弁当に力を注げばいいのですが、なかなか自分のためには頑張れず、食べてくれる人がいることが作る励みになることを思い知らされています。たまには・・・お弁当を持って夫婦で公園にランチに行きますかねー。と提案してはみたものの、「おにぎりだけでいいでしょうか?」と、結局はサラメシには到底出演できませんねー。
ではみなさんも、お昼ご飯をしっかり食べて、午後のお仕事や勉強、遊びやお昼寝も頑張ろう!
山村みどり(外来看護師)
-
WBC
4月から病院長を拝命いたしました小児外科の新美です。会員の皆様にはこの場を借りて着任のご挨拶を申しあげます。
今回のWBCはドキドキワクワク感満載で、メキシコ戦での村神様のサヨナラヒット、決勝の大谷対トラウトの夢の対決は、偶然がもたらしたとは思えないシナリオのない素晴らしいドラマでした。吉田選手のスリーランは野球通には最高の一打だったでしょう。
私が最も感服したのはメキシコ戦の9回の攻撃でした。栗山監督は、ヒットの大谷を二塁ランナーに置き、フォアボールの吉田をピンチランナーの周東に交代させて、絶不調だった村上にすべてを託しました。栗山監督にはあの場面でバントはあり得ず、村上が勝負を決めて、勝運に乗った侍ジャパンがそのままアメリカに決勝で勝利するイメージしかできていなかったのではないかと思うのです。何故なら、村上が最悪ゲッツーを取られるとほとんど負けに傾いて、確率で勝負する監督ならば怖くてあの采配は絶対に取らないだろうと。
栗山ノートが話題に上っています。それを読んでじっくり考察しようと思っています。
新美教弘(中央病院長・小児外科医師)
-
のどやかな春を
世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし
「この世に桜が全くなかったなら、春を心穏やかに過ごすことができただろうに」
4月になりました。4月といえば、桜の季節でしょうか。
センターでもいたるところで桜が咲き誇っています。
冒頭の和歌は「伊勢物語」と「古今和歌集」に収録されているもので、在原業平が詠んだとされているものです。
桜が咲き誇る美しさと、それが散りゆくはかなさを、「桜がなかったら、心がこんなに動かされることもなかった」という仮定法を用いて表現することに面白さを感じます。
私自身、異動があってバタバタとしておりますが、桜を見て昔の人の気持ちに思いをはせるくらいには穏やかに春を迎えたいと思います。
橋爪亮典(事務)