きんちゃん電子@連絡帳とは

事業の背景

世界で最初に超高齢社会を迎えたわが国は、今後ますます高齢化率が高まることが予測されています。医療においては、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病、慢性腎疾患等の慢性疾患が医療費の大半を占める一方で、介護対象者の増加による介護給付の増大も大きな社会問題となっています。そのため、医療と介護問題を含む福祉の問題は、切り離すことができない問題となってきています。

特にその問題のターニングポイントとなるのが、2025年です。いわゆる団塊の世代が70代半ばを超え、支援を必要とする高齢者がピークに達するため、社会そのものに対するストレスが最も高くなると考えられています。国はその対策として「地域包括ケアシステム」の構築を、① 医療との連携強化、② 介護サービスの充実強化、③ 予防の推進、④ 見守り、配食、買い物など多様な生活支援サービスの確保や権利擁護など、⑤ 高齢期になっても住み続けることのできるバリアフリーの高齢者住まいの整備、の5つの柱で打ち出しています。

弥富市の現状

弥富市は、名古屋市の西側20キロメートル圏内に位置し面積は48.28平方キロメートルであり、東西が約9キロメートル、南北が約15キロメートルと南北に長い地域です。人口は、44,083人(令和3年9月1日現在)です。

現在、弥富市は高齢化率が26.1%(令和3年9月1日現在)となっており、今後もさらに高齢化が進展し(令和7年推計 高齢化率27.2%)、ひとり暮らし高齢者や高齢者のみ世帯、介護を必要とする高齢者や認知症を抱える世帯の増加が予想されます。

本市では、このような現状を踏まえ、第2次弥富市総合計画のもと、「笑顔あふれる、健やかで共に支え合うまち」を目指し取り組みをすすめています。