きよすレインボーネットとは

事業の背景

世界で最初に超高齢社会を迎えたわが国は、今後ますます高齢化率が高まることが予測されています。医療においては、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病、慢性 腎疾患等の慢性疾患が医療費の大半を占める一方で、介護対象者の増加による介護給付の増大も大きな社会問題となっています。そのため、医療と介護問題を含 む福祉の問題は、切り離すことができない問題となってきています。

特にその問題のターニングポイントとなるのが、2025年です。 いわゆる団塊の世代が70代半ばを超え、支援を必要とする高齢者がピークに達するため、社会そのものに対するストレスが最も高くなると考えられています。 国はその対策として「地域包括ケアシステム」の構築を、① 医療との連携強化、② 介護サービスの充実強化、③ 予防の推進、④ 見守り、配食、買い物など多様な生活支援サービスの確保や権利擁護など、⑤ 高齢期になっても住み続けることのできるバリアフリーの高齢者住まいの整備、の5つの柱で打ち出しています。

清須市の現状

清須市は、愛知県の西部、尾張平野のほぼ中央に位置し、南部は名古屋市、北部は北名古屋市、一宮市及び稲沢市に、東部は名古屋市に、西部はあま市に隣接しています。

地形は比較的平坦で、庄内川の下流域にあり、ほとんどの地域が海抜10メートル未満で、庄内川の他に新川、五条川などの河川が流れ、豊かな水辺環境に恵まれ、四季折々の風景を楽しむことができます。

市内には、戦国武将「織田信長公」が天下統一の拠点とした清洲城があり、「清須越し」で城下町がまるごと名古屋に移転するまで尾張の中心地として、また江戸時代以降は、美濃街道の宿場町「清須宿」として栄え、現在も市内のいたるところに史跡や文化財が残っています。

平成の大合併の中、平成17年7月に西春日井郡西枇杷島町・新川町・清洲町が対等合併して清須市が誕生し、平成21年10月に同郡春日町との編入合併を経て現在の清須市のかたちになりました。

清須市の人口は、66,608人、高齢化率は22.9%(平成27年4月1日現在)であり、今後の本市の人口動態の予測では、団塊の世代の方が70歳半ばを超える2025年(平成37年)まで高齢者人口は増加し続け、高齢化率は25%を超えると推計しています。

清須市第1次総合計画(平成19年度から平成28年度)では、「水と歴史に織りなされた安心・快適な環境都市」を市の将来像として設定しています。また、高齢者施策としては、「ふれあいがあり人にやさしいまち・元気がでる健康なまち・安全で安心なまち・災害に強いまち・介護保険の円滑な実施」を基本とした、清須市高齢者福祉計画・第6期介護保険事業計画(平成27年度から平成29年度)を策定し、住み慣れた地域でいつまでも安心して暮らせる'まち'を目指した取り組みを進めています。

ネットワーク図