北名古屋レインボーネットとは

事業の背景

世界で最初に超高齢社会を迎えたわが国は、今後ますます高齢化率が高まることが予測されています。医療においては、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病、慢性腎疾患等の慢性疾患が医療費の大半を占める一方で、介護対象者の増加による介護給付の増大も大きな社会問題となっています。そのため、医療と介護問題を含む福祉の問題は、切り離すことができない問題となってきています。

特にその問題のターニングポイントとなるのが、2025年です。いわゆる団塊の世代が70代半ばを超え、支援を必要とする高齢者がピークに達するため、社会そのものに対するストレスが最も高くなると考えられています。国はその対策として「地域包括ケアシステム」の構築を、①医療との連携強化、②介護サービスの充実強化、③予防の推進、④見守り、配食、買い物など多様な生活支援サービスの確保や権利擁護など、⑤高齢期になっても住み続けることのできるバリアフリーの高齢者住まいの整備、の5つの柱で打ち出しています。

北名古屋市の現状

北名古屋市は、名古屋市北側に位置し、面積は18.37㎢、人口83,560人です(平成26年8月1日現在)。平成18年3月20日に師勝町、西春町が合併、北名古屋市として新しいスタートを切りました。

現在、北名古屋市は高齢化率が22.8%(平成26年8月1日現在)で全国の中でも比較的若い方に分類されます。しかし、約5年後の平成32年には高齢化率が24.5%になると推計されており、高齢者の医療・介護・福祉対策が大きな課題となっています。

本市では、このような現状を踏まえ、北名古屋市総合計画第7次実施計画のもと、誰もが安心して暮らせるまち「健康快適都市」を目指し取り組みをすすめています。

ネットワーク図